2007年 10月 11日
今週想うこと |
ちょっと今日は重い話です。
でも今週は仕事しながらも、色々な想いがめぐる1週間となってます。
10/7の突然のニュースで、二輪ライダーの阿部典史選手(ノリック)が公道での事故により、32歳の若さで他界してしまったと報道されました。
私も若かった頃ロードレースをしていたから、時代は違うものの深い悲しみを感じました。
今年は岡山サーキットでの沼田憲保選手、菅生サーキットでの奥野正雄選手の悲しい知らせもありました。
あまりに立て続けの訃報で、少々落ち込んでいます。
僕が知っている(間接的にも直接的にも)だけでも今まで多くのライダーが尊い命を落とされました。
高井 幾次郎 選手 石川 岩男 選手
木山 賢吾 選手 若井 伸之 選手
永井 康友 選手 大島 正 選手
山川 守 選手 前田 淳 選手
加藤 直樹 選手 加藤 大治郎 選手
奥野 正雄 選手 沼田 憲保 選手
阿部 典史 選手
阿部選手以外はサーキットでの事故によるものだったのですが、基本的には公道を走るよりも
サーキットでの走行は安全だと思います。でも、悲しい事故は後を絶ちません。
木山選手が亡くなった時には、私もその大会に参加していたので、たまたま木山選手のピットから走行を見守っていました。さっき元気にピットアウトしていった選手が数分後には瀕死の状態で救急車に乗せられ、医務室にも入らずに関係者を乗せて病院に直行となりました。
翌朝、サーキットホテルで悲しい知らせを聞きました。
木山選手の事故の処理が終わって、すぐに私の走行時間だったのですが、私の中でも精神的にかなりきつい状況で走ったのを生々と覚えています。
大島選手や前田選手は同じレースを走った時期もあって、彼らの走りも色々と思い出されます。
どの選手にも家族や愛する人もいたことでしょう。夢もいっぱいあったと思います。
今回の阿部選手の事故はUターン禁止場所でのトラックのUターンに巻き込まれたのですが、
昔、僕が所属していたレーシングチームでも同じような不幸な事故がありました。
1週間後に公式レース出場を予定していた後輩が、彼女の家から帰宅途中に、タバコを買ってUターンした車に接触されてガードレールに投げ飛ばされ、内臓破裂で亡くなりました。
事故にあったバイクを引き取りに行ったのですが、信じられないくらいほとんど無傷な状態で、こんな状態で才能に満ち溢れていた後輩が亡くなったのが信じられませんでした。
僕もレースをしていた時にはある種の覚悟みたいなものもあったのですが、基本的には自分は大丈夫と信じて走っていました。
でもレース前日に自宅で入浴している時が一番嫌な(怖い)時でした。明日、この脚や手が今と同じように動いているんだろうか、生きているんだろうかと不安いっぱいになっていました。
子どもを持った今では、本当に両親や廻りの方々をたくさん心配させちゃったなと思います。
またつくづく命って、はかないものだとも思います。
さっきまで、昨日まで、元気だった人が、突然いなくなる経験をたくさんしてきました。
明日が約束されている人なんて居ません。
ある意味、生きているって奇跡なのかもしれません。
だからこそ、今日を悔いなきよう、精一杯生きて、楽しんでいけたらなぁと思うのです。
そんな事が堂々巡りしている今週のTSUMAMIの頭の中でした。
天に召されたライダー達のご冥福をお祈り申し上げます。
加藤大治郎選手
阿部典史選手 沼田憲保選手
でも今週は仕事しながらも、色々な想いがめぐる1週間となってます。
10/7の突然のニュースで、二輪ライダーの阿部典史選手(ノリック)が公道での事故により、32歳の若さで他界してしまったと報道されました。
私も若かった頃ロードレースをしていたから、時代は違うものの深い悲しみを感じました。
今年は岡山サーキットでの沼田憲保選手、菅生サーキットでの奥野正雄選手の悲しい知らせもありました。
あまりに立て続けの訃報で、少々落ち込んでいます。
僕が知っている(間接的にも直接的にも)だけでも今まで多くのライダーが尊い命を落とされました。
高井 幾次郎 選手 石川 岩男 選手
木山 賢吾 選手 若井 伸之 選手
永井 康友 選手 大島 正 選手
山川 守 選手 前田 淳 選手
加藤 直樹 選手 加藤 大治郎 選手
奥野 正雄 選手 沼田 憲保 選手
阿部 典史 選手
阿部選手以外はサーキットでの事故によるものだったのですが、基本的には公道を走るよりも
サーキットでの走行は安全だと思います。でも、悲しい事故は後を絶ちません。
木山選手が亡くなった時には、私もその大会に参加していたので、たまたま木山選手のピットから走行を見守っていました。さっき元気にピットアウトしていった選手が数分後には瀕死の状態で救急車に乗せられ、医務室にも入らずに関係者を乗せて病院に直行となりました。
翌朝、サーキットホテルで悲しい知らせを聞きました。
木山選手の事故の処理が終わって、すぐに私の走行時間だったのですが、私の中でも精神的にかなりきつい状況で走ったのを生々と覚えています。
大島選手や前田選手は同じレースを走った時期もあって、彼らの走りも色々と思い出されます。
どの選手にも家族や愛する人もいたことでしょう。夢もいっぱいあったと思います。
今回の阿部選手の事故はUターン禁止場所でのトラックのUターンに巻き込まれたのですが、
昔、僕が所属していたレーシングチームでも同じような不幸な事故がありました。
1週間後に公式レース出場を予定していた後輩が、彼女の家から帰宅途中に、タバコを買ってUターンした車に接触されてガードレールに投げ飛ばされ、内臓破裂で亡くなりました。
事故にあったバイクを引き取りに行ったのですが、信じられないくらいほとんど無傷な状態で、こんな状態で才能に満ち溢れていた後輩が亡くなったのが信じられませんでした。
僕もレースをしていた時にはある種の覚悟みたいなものもあったのですが、基本的には自分は大丈夫と信じて走っていました。
でもレース前日に自宅で入浴している時が一番嫌な(怖い)時でした。明日、この脚や手が今と同じように動いているんだろうか、生きているんだろうかと不安いっぱいになっていました。
子どもを持った今では、本当に両親や廻りの方々をたくさん心配させちゃったなと思います。
またつくづく命って、はかないものだとも思います。
さっきまで、昨日まで、元気だった人が、突然いなくなる経験をたくさんしてきました。
明日が約束されている人なんて居ません。
ある意味、生きているって奇跡なのかもしれません。
だからこそ、今日を悔いなきよう、精一杯生きて、楽しんでいけたらなぁと思うのです。
そんな事が堂々巡りしている今週のTSUMAMIの頭の中でした。
天に召されたライダー達のご冥福をお祈り申し上げます。
加藤大治郎選手
阿部典史選手
by tsumami38
| 2007-10-11 21:42
| ::tsumami::